1960年代は腕時計の黄金期で、高週波ムーブメントや自動巻きクロノグラフムーブメントなどの新技術が次々と生み出され、優れた作品が量産されました。ダイバーズウオッチにしても、1953年に世界初のダイバーズウオッチが登場して以来、この新ジャンルは次々と進化を遂げてきました。そのため60年代のダイバーズウオッチは性能面で大きく浮上し、モデルのスタイルも多様化しました。我々がよく知っているスイスの時計ブランドだけでなく、同じ時期にドイツや日本のブランドも、それなりのダイバーズウオッチを持っていました。たとえばGUB (VEB Glashutter Uhrenbetrieb、グラスのオリジナルの前身)のSpezimatic Type RP TS 200は、時代の特徴を鮮明にしたアーチ型ミラーと矢印針を採用して、現代のSeaQシリーズの原型とモデルになりました。一方、日本時計の代表格であるセイコー(SEIKO)も、1965年にブランド初のダイバーズウオッチを発売しましたが、最近この名作が再現されました。
型番:SBEN003です
セイコープロスペックシリーズ1965ダイバーズウォッチ復刻版(型番:SBEN003)は、原作の発売年に合わせて総1965本が数量限定で発売されます。今やセイコーといえば、クオーツの技術を誇るブランドです。精度の高さと低価格を武器に、1970年代にスイスの機械式時計を圧倒する「クオーツの嵐」を巻き起こしました。実はセイコーは、クオーツの技術だけでなく、自動巻きムーブメントもブランドの歴史の中で重要な位置を占めています。