「伝統を破る」と「流行を受け入れる」の2つのキーワードでまとめたいと思います。伝統破りとは従来の枠組みを打ち破ることで、初のテープバックカバーを採用したディトナや、革新的な24時クロノグラフムーブメントCal.4132と、スリムなCal.7140を搭載した恒動1908型などがあります。一方、新しいオイスター型の「祝祭面」は色とりどりの泡で表現され、曜日カレンダー型の「パズル面」はグラデーションのあるパズル文字盤と表情のカレンダー窓を通じて、トレンドを取り入れ、若い消費者にアピールしています。
今年唯一の新シリーズとして、恒働1908型は間違いなく注目されています。スーツスタイル、貴金属ケース、ピットリング、革ストラップと、これらの要素を重ね合わせると、生産終了したチェリーニシリーズを連想させます。1908型は、単に「チェリーニのシードゥエラーコピー殻替え」という単純なものではなく、さまざまな面で革新がなされました。