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2025
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スマートウェアラブルに衝撃を受けた伝統時計ブランドはどうやって破綻するのでしょうか

グループが7月に発表した最新の財務報告によると、2024年上半期の売上高は前年同期比14.3%減少し、営業利益の下落率は70%に達しました。最近のブランド品市場が低迷しているのは事実ですが、ライバルのリシュモントやLVMHと横比べると、スウォッチの営業利益の下げ幅は驚くべきものがあります。このような困難は、スウォッチの戦略ともある程度関係しています。スウォッチのブランドを見ると、ボーパー、ブレゲ、オメガ、ジャックドロー、グラスヒュッテのオリジナルがラグジュアリーに位置づけられているほかは、1000 ~ 2万円の価格帯に主力製品が集中しており、この価格帯こそがウェアラブルの主力分野であり、正面から戦うことは避けられません。

そんななか、スウォッチのブランドであるティソが積極的に対応しています。このほど発売された「t-touch Connect Sport」は、スマートウォッチへの逆襲の好例です。ティソt-touch Connect Sportのユニークな点は、アナログ式クオーツ時計をベースに、盤面にAMOLEDディスプレイをサブマリーナーコピー組み込み、従来の腕時計の直感的な読みやすさとスマートデバイスの豊富な機能を組み合わせたことです。

本作は、ポインタ式クオーツムーブメントとAMOLED表示領域の2つで構成されており、文字盤の上半分にある太陽光電池から太陽光電力を吸収することで、ボタン電池5個分の電力を供給できます。ブランドによると、内蔵バッテリーの持続時間はスタンダードモードで6か月、スポーツモードで3か月です。

二重充電モードも、t-touch Connect Sportのポイントです。底部には心拍センサーと充電ポートがあり、専用の充電器からも電力を得ることができます。現在、市販されているほとんどのスマートウォッチは、単一の充電モードにしか対応していません。

スマートデバイスであるティソt-touch Connect Sportには、心拍数や歩数など、さまざまな機能が搭載されています。スマートフォンとマッチングさせることで、メールや通話、通知などのメッセージを読み取ることができます。「t-touch Connect Sport」は、「Apple Watch」に代表されるスマートウォッチがスマートフォンから完全に離れているのに対し、スマートフォンを拡張したようなものです。ブランドの表現を借りれば、「スマホの代わりになる」のではなく、「スマホを取る必要があるかどうかを決める」ことで、仕事や運動に集中できるようになるのです。


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